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| ■流通の始まり |
| 裏本は基本的に非合法な書物のため、流通が始まった当初から一部のアダルトショップで直接店員に聞いて確認してから購入するスタイルが一般的です。性器などに修正のないメディア物や書物は法律で禁じられているのは周知の通りで、商品として扱えば、わいせつ物頒布材やわいせつ物陳列罪に該当してしまうため、店頭で他の商品と並んで売られているようなところを見ることはほとんどありません。当時は歌舞伎町などの繁華街で極秘裏に無地の封筒に入れて流通させていたことから「茶封筒本」と呼ばれていた時期もありまた。最初の頃は風俗嬢のような素人の性器を露骨に掲載するような内容だったものが、次第に可愛いモデルなどを起用したりと、制作側も熱を入れ始め、店頭に置かれて簡単に買えるものではなかったものの爆発的な認知度とブームを始めました。本のタイトルは当時の歌謡曲などのタイトルを内容とは無関係に付けたものが多く、その後の裏本に関しても、タイトルと内容に関連性が全くないものが多いことも裏本の特徴と言えるでしょう。 |
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| ■発展期 |
| 80年代当初にその存在と知名度、ニーズは爆発的に広がり、非合法的な書物に関わらず裏本の業界は成熟し始めます。2〜3年でその市場はほぼ出来上がり、83年、84年頃にはピークのような状態になり、その後はずっとそのスタイルが守り続けられるようになりました。ページ構成数は52ページであることがほぼ一般化し、人気のモデルなども誕生してアイドルのような扱いを受け、一部の裏本は元値の2倍も3倍ものプレミア価格がつくようになりました。浪漫ポルノで有名なにっかつの女優が登場し始めたり、需要の大きさから素人の一般女性を騙して裏本に出演させるなど社会的にも話題になりましたね。 |
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| ■裏本の概要 |
| 基本的には表紙に性的な表現はなく、一見普通の雑誌や写真集を思わせるような作りになっています。そして題名以外に出演モデルや女優の名前の記載などはほとんどなく、その他の文章もほとんど記載されず、ひたすら写真だけの構成になっています。100ページを超えるような作品も存在はするものの、規格として52ページに1冊の内容を収めるのが基本形になっています。ある程度のシリーズでは出演するモデルや女優は違うものの、体位やカメラワークが酷似していて、マニュアル化されたような印象を受ける作品も多数存在しますね。性交を表現する場合はコンドームなどの避妊具をつける作品は皆無に等しく、フィニッシュは体や顔に精液をかけているシーンというのが多いですね。価格に関しては人気や需要に大きく左右されるのですが、新刊で軒並み5千円から1万円くらいの価格で取り引きされます。人気モデルなどの出演する作品などはすぐにプレミアがついたりと、値段が高騰する作品もあります。しかし、ビデオショップが普及し始めたり、現在のインターネットによる無修正のアダルト画像や映像が簡単に見ることが出来るようになるにつれ、業界は衰退、値崩れが止まらないのが現状です。後記しますが、現在では新刊の発行はストップしており流通も縮小傾向になっているので、新刊などの入手は困難になっていると思われます。 |
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| ■裏本の現在 |
| 83年、84年ころピークを迎えた裏本も規制の波が強まりはじめ、しかも新たな無修正のアダルトジャンルの流通が増えていくにつれて、勢力を弱めていきます。2000年を過ぎる頃までは需要は低くなっていたものの、人気AV女優を登場させたりと新刊の発行は続いていましたが、2004年頃から警察による強烈な摘発などが始まり、裏本の業界は壊滅的なダメージを受けました。そして2006年7月頃の新刊発行を最後に、新たな裏本は発行されていません。流通による在庫を抱えた一部のショップでのみ現在は購入することが出来るようで、今後在庫の流通がストップすると新たに裏本を入手することは難しくなると言えるでしょう。 |
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